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匂いが強く、クセのある味に、薬味を加えたりタタキにしたり
鰹は魚編に堅いと書きます。語源は頑魚、かたくなな魚と言われています。
水分が少ないのが鰹の特徴なのですが、100g当たりの水分が70gで、これは鰺の72g、鯛・鯉の75g、白魚の83gと比較しても低く、この水分の少なさからカツオブシという技法が発明されたというほどです。このために昔は干して固めるなどして、保存食として食べられていました。堅い魚、というのはここから来ています。
歴史的に見て、日本人になじみの深い魚で、『古事記』にも堅魚として登場してきますから、相当古くから好まれた魚だといえるでしょう。江戸時代には、芥子醤油で食べたようですが、最近は薬味として、ニンニク、ショウガを使うのが一般的なようです。これは、鰹が匂いの強い魚だからで、匂い消しの為でもあります。ちょっと独特の匂いですから、そのまま刺身にして、というのは向いていないでしょう。有名なのは、高知県、土佐の郷土料理である鰹のタタキでしょうね。
鰹の切り身を、強い藁火焦げ目をつけたもので、それを冷水で冷して身を締めて食べるものですが、本家である高知では、旨味が流れるということで、水にはさらさないようです。これをニンニク、ショウガ、スダチなどの薬味と酢醤油で食べるものですが、その豪快さもあって人気料理になっています。あまり火を通しすぎると、身が固くなってしまいますので、皮から1mm、あるいは2mm程度に焼きを留めるのが、もっとも美味しい焼き方とされています。
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